おはようございます。
さて今週は、ビッグスーツでおなじみのインテリ変態紳士デヴィッド・バーン率いるトーキング・ヘッズの「ワンス・イン・ア・ライフタイム」をピックアップ。
モリ夫とは正反対にキレキレ?な動きで笑かしてくれるデヴィッド・バーンさんでございます。
ジョナサン・デミ監督によるドキュメンタリー映画「ストップ・メイキング・センス」の中でもハイライトのひとつとなっているこの曲ですが、アフロビートのポリリズム、反復シンセシーケンスと細かく刻まれるギターカッティング、どこか宗教音楽的高揚感にも通ずるような起伏のないコーラス、機械的な律動と肉体的な躍動が同時に混在しているような、なんとも奇妙な痙攣ファンクミュージック。最高にカッコいい。
リリックもなかなかに思い当たるフシがありまくりですが、「このままじゃどうなんだ、違うだろ」ってことで思い悩んだあげく意を決して決断したことも、実はいつか来た道を辿り、いつかと同じことをやっているのかもしれないワケでして。宇宙規模の時間軸と俯瞰的視点でみれば、おいらはただの流れの一部で規則的に動いている物体にしか見えない(というのは大げさか)。そして去来する「こんなはずじゃなかったのに…」。
とはいえ、己の人生は一度きり、いつかと同じことをやっているかもしれないそのいつかも一度きりってことで、自己禅問答の大海で溺死しないよう、思い悩んだ末の己の行動に対してある程度は自己承認をしてあげつつ、今週もゆるくサヴァイヴしてまいりましょう。
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