おそようございます。
さて今週は、レニー・クラヴィッツの「自由への疾走」をピックアップ。
なんつうか、タイコ叩いている姐さんの動きがサイボーグみたいでそれがずっと気になって仕方がないMVですが、無邪気ともいえる先人達からの引用とオマージュがいい意味でカッコよく爆発している曲でございます。
この曲がリリースされた1993年当時、クラシックロック、ロックソウルの復権なんて云われておりましたので、まぁ、要は古臭いスタイルのロックソングなんですが、1~2周回ってひょっとしたら新しく聴こえるかもしれないと聴いてみたが、そんなワケはなくやっぱり古臭い。いまや、完全に淘汰されてしまっているスタイルのロックですなぁ。
とはいえ、MV自体はスタイリッシュ&セレブ感?バリバリの編集で、いま観ても割と通用するというか、時代的なダサさはあまり感じない。感覚が古臭いおっさんが言っても説得力はないが。
まぁ、50代手前のおっさんとしては、贅沢で芳醇なヴィンテージ機材のサウンドとギブソン・フライングV、マイナーペンタトニック一発のギターリフにジミヘンコード、ってだけで、ちょいテンションが上がったりします。
「あんたもオレのやり方でいくつもりなのか?」というメッセージは、この曲のリリックの文脈と視点とは異なる見方になるかもしれないが、SNSによる無意識的な同調圧力が蔓延しているいまの時代において、とらえかたによってはカウンター的な効力を発揮しているようも思えたり思えなかったり。
というワケで、たまには温故知新を忘れずに、だがしかしオレはオレのやり方で、今週もゆるくサヴァイヴしてまいりましょう。
本日の1曲:Lenny Kravitz – Are You Gonna Go My Way
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