おはようございます。
さて今週は、今年2021年度、まにはまんがSpotifyで最も再生したアーティストのひとり、ラナ・デル・レイの「ブルー・バニスターズ」をピックアップ。
穏やかで安らぎに包まれているような映像ですが、時折垣間見える不穏な空気と表情、そこはかとなく漂っているデカダンな雰囲気が感じられるのは相変わらずでございます。
多様性の時代とかなんとかいったところで、どっちにしても、その時代の流れとともに正義と悪の定義がコロコロ変わり、批判される対象のトレンドも流動的だったりしますが、とはいえ、ラナ・デル・レイのような女性観?と世界観、アイデンティティをもっているアーティストは、所謂ステレオタイプなフェミニズムなどからは、いつの時代も常に批判の対象とされやすいだろうなぁ、難儀やろうなぁ、などと思ったりもします。
リリックについては、翻訳ツールを使ったり、翻訳してくれているブログの意訳などを拝見すると、過去の自分のメタファーである「青い手すり」を、友人たちの助けを借りて「緑と灰色」に塗り替えて心機一転、失恋を乗り越えていくという自己更新的な内容になっているようです。
逆に恋愛そのものから遠く離れすぎたオイラの場合は、手すりの色は色あせ、剥がれ落ち、汚れたままで放置された状態となっておりますが、それを己ひとりだけで塗り替えるには結構な体力が要るワケでして。そして、オイラには、残念ながら助けを借りられる友人がいない(笑)というより、単にオイラが、つまらない羞恥心を捨てきれないってことなのかも知れないが。
と、女性であるラナ・デル・レイの詩世界に共感性を見いだそうとしたが、アラフィフのおっさんがやると、視点がズレてる上に流石にキモい結果にしかならんな(笑)
しかし、何故に塗り替える色が「緑と灰色」なんだろうか。
ちょっとググってみたら、色弱者は灰色が緑に見えてしまうことがあるらしいが、それをメタファーとしたなんらかの表現になっていたりするんだろうか。よくわからんな(諦めが早いのが長所?です)。
てなワケで、悪い意味での現状維持に溺れることなく、自己更新を忘れて腐ってしまわないよう、とはいえ気張らず、今週もゆるくサヴァイヴしてまいりましょう。