グッアフタヌーン。
さて今週は、レディオヘッドの「バーン・ザ・ウィッチ」をピックアップ。
ほのぼのとした映像がますます強烈な皮肉にもなっておりますが、己の中の正義だけをなんの疑問もなく信じ込み、そしてそれを守るために目に見えない同族意識のある仲間？と結託し、共通の仮想敵をつくりあげ、そして罪の意識と責任からも逃れて、無意識無自覚的にその仮想的を徹底的に攻撃排除していくという現代の病理を描き出しております。
境界性のない性格である身としては（自分で思ってるだけ）、なんかいろいろひとりで勝手に思い悩んで、勝手に勘違いして、苦しんできたような気もしておりますが、どちらか一方に属そうとせずもの言いをしてしまうところが、結局のところ、それが人によっては自分勝手で自由気ままに生きているようにも見えて、相手をイラつかせたりしてたんかなぁ、なんて考えることもしばしば。
まぁ、なんというか、Spotifyの「田中宗一郎 – THE SIGN PODCAST」の”「現代魔女」って何？”のエピソードが非常に興味深く面白かったんで、単純にウィッチの単語が含まれている曲をピックアップしたってだけなんですが。
ホントは、ポッドキャスト内でも触れられたドノヴァンの「シーズン・オブ・ザ・ウィッチ」をピックアップしたかったんですが、ドノヴァンさんの公式チャンネルではMV自体がなかったので、ウィッチ繋がりだけでレディオヘッドの「バーン・ザ・ウィッチ」をピックアップしてしまい、予想通り重くなっちまいました。そういや最近、トム・ヨークさんの風貌が修行僧というか仙人みたいになっておりますなぁ。
というワケで、アイデンティティなんてクソくらえ、大衆一般世間の価値観とは違う生き方を選択すること（生きづらさ）と自由はトレードオフの関係にあるってことで、じゃあオイラはこれからも境界性のないスタンスで、だがしかし時には責任？もってマージナルに、でもたまにはどっかで泣き言も吐き出しつつ（笑）、この生きづらい浮世を、今週もゆるくサヴァイヴしてまいりましょう。
